平安神宮(へいあんじんぐう)
都が東京へ移った為に疲弊していた京都に活気を取り戻す為に、明治28年(1895)に平安遷都1100年を記念して平安神宮が創建されました。
794年に都を京都に移した桓武天皇を祭神としてお祀りされていましたが、後に京都における最後の天皇の孝明天皇を合祀して、現在は桓武天皇、孝明天皇の両御祭神がお祀りされています。
桓武天皇(かんむてんのう)
第50代天皇、天平9年(737)生~延暦25年(806)没、在位 天応元年(781)~延暦25年(806)。
孝明天皇(こうめいてんのう)
第121代天皇、明治天皇の父、天保2年(1831)生~慶応2年(1867)没、在位 弘化4年(1846)~慶応2年(1867)。
朝堂院の再現
大極殿、応天門、蒼龍楼、白虎楼などの社殿は平安宮朝堂院の主要な建物を模して建てられました。
それぞれの社殿は朝堂院の8分の5の大きさで、建物の丹塗り、碧瓦(あおがわら)、連子窓(れんじまど)の色なども忠実に再現されているそうです。
これらの社殿が国の重要文化財に指定されましたが、明治時代の建築物で重要文化財は珍しいものです。
蒼龍、白虎
平安京は北は玄武、東は蒼龍、西は白虎、南は朱雀の四神に守られていたと伝えられています。平安神宮は外拝殿の大極殿から歩廊に繋がれた東と西に蒼龍楼と白虎楼が建ち、東と西の二つの手水所に蒼龍と白虎の大きな石像が置かれています。
平安神宮の御祭神
桓武天皇、孝明天皇
境内参拝自由
(神苑拝観は600円)
参拝、拝観時間
午前6時~午後6時
(季節により変動があります。)
神苑入苑時間(有料600円)
午前8時半~午後4時半まで
(夏期は午後5時半まで)
平安神宮の場所
京都市左京区西天王町97
平安神宮への公共交通機関
市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車、徒歩約3分
(京都駅前より市バス5系統、市バス100系統に乗車)