愛宕念仏寺の紅葉
       愛宕念仏寺の建つ奥嵯峨の山の斜面は秋の終わりには木々が赤や黄に染まり、千二百体もの苔むした羅漢さんや、鎌倉時代に建てられた本堂、火伏せの地蔵堂などが紅葉の下で静かに建っています。
        
		重要文化財本堂
       鎌倉時代に建てられた本堂は単層、入母屋造(いりもやづくり)、本瓦葺、方5間の建物で、ご本尊の千手観音像がお祀りされています。この本堂は大正11年(1922)に東山の珍皇寺の近くから3年の月日を要して他の堂宇とともに現在地に移築されました。
      
	  地蔵堂
       山の斜面に建つ地蔵堂には火伏せの神として信仰されている愛宕山の本地仏で、平安時代初期に作られた火除地蔵菩薩坐像がお祀りされています。
      
      
	  羅漢さん
       千二百体にも及ぶ羅漢の石像は参拝者によって彫られたもので、
      愛宕念仏寺の境内には様々な表情と所作の羅漢(らかん)さんが並んでいて、境内が和やかな雰囲気に包まれています。
      
	  愛宕念仏寺の創建
       奈良時代後期に稱徳(しょうとく)天皇(第48代、在位764~770)により、平安遷都以前の愛宕郡(おたぎぐん)(現在の東山区にある建仁寺の南周辺)の地に建立された愛宕寺(おたぎでら)が始まりとされています。
      愛宕念仏寺の宗派 天台宗
愛宕念仏寺の所在地 京都市右京区嵯峨深谷町2-5
        愛宕念仏寺の拝観料 300円
愛宕念仏寺の拝観時間 朝8時より夕5時まで
          愛宕念仏寺への公共交通機関
 京都駅前から京都バス72系統 嵐山・清滝行きで「愛宕寺前」下車、すぐ
 四条河原町、三条京阪前からの京都バスもあります。
    駐車場 拝観者の車が10台駐車できます。







