清滝の紅葉(京都市右京区)

清滝の紅葉(きよたき)

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清滝(きよたき)
 火伏の神を祀る愛宕山の東南麓に位置する清滝は、愛宕山(標高924m)の登山口で、かっては愛宕詣りの宿場町として賑わい、嵐山から清滝まで電車が通じ、清滝から愛宕山まではいくつかのトンネルを越える本格的なケーブルカーが通じていました。愛宕山にはスキー場や遊園地もあって賑わいましたが、嵐山・清滝間の電車と愛宕山へのケーブルカーは軍への鉄の供出の為に戦時中に撤去されました。

 清滝の夏の蛍は「清滝川のゲンジボタルおよびその生息地」として昭和54年(1979)に国の天然記念物に指定されました。

清滝の紅葉
 京都市の北から丹波に連なる北山山地の桟敷ヶ岳、飯盛山の辺りから北山杉の山肌を分けて流れ下りて来た清滝川の清流が栂尾、槇尾、高雄を通り過ぎて清滝に至ります。清滝川の清流と、山肌を染める紅葉の赤とのコントラストがことのほか美しく見られます。山に囲まれた清滝の紅葉の色づきは京都の市街地より早く、11月中旬には見頃を迎えます。

 清滝は秋の紅葉だけでなく、春は桜、夏は蛍、清滝川の流れの音と「かじか」の声などが楽しめます。清滝は京都市右京区に属しています。

金鈴峡(きんれいきょう)ハイキング
 清滝から下流の落合までが金鈴峡と名付けられてハイキングコースとなっています。トロッコ列車で人気のある嵯峨野観光鉄道の保津峡駅から吊り橋を渡り、右下に保津川の渓流を望み、落合からは清滝川の清流に沿う道を歩くハイキングコースがおすすめです。

錦雲渓(きんうんけい)ハイキング
 清滝川は清滝から上流3キロの高雄までの渓谷が錦雲渓で、秋には山肌の紅葉を見ながら清流に沿う道を歩くハイキングコースとなっています。
 道標が完備しているので安心して歩けますが、途中には岩が露出した道もあるのでウォーキングシューズは必要です。高雄から清滝までの下りのコースがおすすめです。

愛宕山(あたごやま)
 京都市街地から西にひときわ高く見える山が標高924メートル愛宕山で、愛宕山には平安遷都以前から愛宕山大権現(だいごんげん)が祀られていました。清滝から赤い鳥居をくぐると表参道の山道が山頂近くの火伏せの神の愛宕神社まで通じています。
 標高924メートルの三角点は愛宕神社の社殿を通り越して少し歩きます。愛宕山への登山路は清滝から愛宕神社への参道の他にもいくつもの道があります。 
 清滝から少し上流に空也上人の修行の遺跡と伝えられる空也滝があり、そこから月輪寺を経由する愛宕山への登山道も通じています。

清滝までのバス
●京都駅前から京都バス72系統「嵐山清滝」行きに乗車して終点の「清滝」下車。
●三条京阪前から四条河原町を通って清滝への京都バス62系統もあります。