不二桜(ふじざくら)
樹齢120年を超える不二桜は平成18年に三重県より移植された八重紅枝垂桜で樹の高さが13メートルもあり、3月末から4月の初めに見事な花を咲かせます。
弘法大師の「不二のおしえ」から「不二桜」と名付けられたと説明が添えられています。
東寺の五重塔には春には桜、秋には紅葉が彩りを添え、この景観は京都を象徴するとも言われています。
東寺の桜
2月下旬の河津桜から4月中頃まで広い境内全体で多くの桜を鑑賞できます。
国宝五重塔
国宝に指定されている教王護国寺(東寺)の五重塔は元慶7年(883)頃に創建されたものを、五度もの焼失の後に寛永21年(1644)に徳川家光の寄進により再建したものです。
高さが現存する古い五重塔では日本一の55メートルもあり、三間四方、本瓦葺きの構造です。塔自体を本尊とし、空海が唐より持ち帰った仏舎利が中心柱の下に納められています。
しかし空海存命中には塔の完成が間に合わず、弘法大師入定の50年後の元慶7年(883)頃に創建されました。
初層の内部には四天柱に曼陀羅諸尊が描かれ、その中心には大日如来が安置されています。
東寺(教王護国寺)
東寺で親しまれているお寺ですが、教王護国寺が正しい名前です。
東寺(教王護国寺)は真言宗の総本山で平安遷都とともに延暦15年(796)に羅城門(らじょうもん)の東に東国(左京)の鎮護のために建てられたのが始まりで、平成6年(1994)に世界文化遺産に登録されました。
東寺(教王護国寺)の宗派
東寺真言宗大本山
東寺(教王護国寺)の拝観
境内自由ですが堂塔拝観は500円必要です。
京都駅から東寺への歩き方
京都駅八条口から八条通を西に15分程歩くと左に東寺の北門があります。
東寺へのバス
市バス「東寺東門前」下車すぐ(京都駅前より市バス42系統)
駐車場
拝観者の自家用車は2時間600円で50台ほど駐車できます。