南禅寺の紅葉

南禅寺の紅葉(なんぜんじ)

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南禅寺(なんぜんじ)
 南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山で、今から700余年前の正応4年(1291年)に亀山法皇(1249~1305)が造営し離宮として使っていた地を賜わり、寺院に改めたのが南禅寺の始まりです。

 中世五山制度では「五山之上(ござんのじょう)」という最高位に列せられた禅寺です。

南禅寺三門
 500円の拝観料を支払い山門に登ると、南禅寺境内のいたるところに点在する鮮やかな紅葉を見下ろせます。南禅寺三門の拝観料は「大人500円、高校生400円、小中学生300円(30名以上は団体割引適用)」です。

 南禅寺の建物は応仁の乱の兵火でことごとく焼亡してしまいましたが、南禅寺三門は徳川時代の寛永5年(1628年)に武将で築城家の藤堂高虎の寄進によって再建されました。五間三戸で高さが22メートルあり、重い楼上を支える太い柱がことのほか印象的です。

 楼上内部は狩野探幽など狩野派の筆による鳳凰や天人の絵が華麗に描かれています。左右の十六羅漢にはさまれて宝冠釈迦坐像がお祀りされている五鳳楼は重厚な三門の外観からは想像できない静かなたたずまいを感じさせます。

虎の子渡しの庭
 大方丈前の江戸初期に作られた枯山水形式の庭園は禅宗の庭を代表するもので国の名勝に指定されています。
 小堀遠州作と伝わるこの庭は、広い砂の空間と6つの石と樹木が一隅にまとめられた静かな情景が眼の前に広がり「虎の子渡しの庭」と呼ばれています。

南禅寺の所在地
 京都市左京区南禅寺福地町86
南禅寺の宗派 臨済宗南禅寺派大本山
南禅寺三門楼上拝観料
  大人500円、高校生400円、小中学生300円
  (30名以上は団体割引適用)
南禅寺方丈庭園拝観料
  大人500円、高校生400円、小中学生300円
  (30名以上は団体割引適用)
拝観時間
 午前8時40分より午後5時
  (冬期(12月より2月)は午後4時半まで)
南禅寺への電車とバス
●地下鉄東西線「蹴上」下車、徒歩約8分
●市バス「南禅寺・永観堂道」下車、徒歩約8分(京都駅前より市バス5系統)
駐車場
 第一駐車場、第二駐車場 普通車 2時間1000円