三千院(さんぜんいん)
三千院は青蓮院、妙法院とともに天台宗三門跡のひとつで、最澄(伝教大師)が比叡山に庵を結んだ時、東塔南谷の大木の下に一堂を建立したのが寺院創建の始まりです。
本堂の往生極楽院に安置されている木像阿弥陀如来と観音像,静至菩薩像の三尊像が国宝に指定され、両脇の観音像と静至菩薩像がうつむきかげんに日本式に正座をしているのが特徴です。
三千院は国宝の三尊像の他にも仏像や美術品等の多数の重要文化財を所蔵しています。
三千院の紅葉
ビロードのように敷き詰められた緑の苔の有清園に立つ老杉と赤や黄に色付いた紅葉との対比がことのほか美しく、そこに建つ往生極楽院のたたずまいは浄土を思わせると云われています。
三千院の境内の各所には紅葉が多く見られ、境内奥の二十五菩薩慈眼の庭より見る紅葉の林が特にきれいです。
三千院の庭園
有清園庭園と客殿に面する聚碧園庭園は京都市指定名園に指定されていて、雪景色やかえでの新緑、春の桜と石楠花、ツツジの花、こけの緑など四季を通じて美しい庭をみせてくれます。
境内には紫陽花(あじさい)園もあり、初夏には紫陽花祭も行われます。
三千院の所在地
京都市左京区大原来迎院町540
三千院の宗派 天台宗
三千院の拝観料
大人700円、中・高生 400円、小学生 150円
(団体30名以上 大人600円、中・高生300円)
三千院の拝観時間
午前9時~午後5時
(秋11月 午前8時半~午後5時、
冬12月~2月 午前9時~午後4時半)
三千院へのバス
●京都駅前から京都バス大原行きに乗車「大原」下車、坂道を徒歩約10分
(バスは京都駅前より約1時間、昼間は20分毎発車、運賃560円)
駐車場
三千院に駐車場はありませんが、近辺に民営駐車場が数ヶ所あります。